TOPページへ メニューをスキップして本文へ 乳腺疾患について

同時再建術

 われわれは、乳頭温存乳房切除術後の新たな同時乳房再建の方法として、下腹部の脂肪を用いた同時再建術(下腹部真皮脂肪片移植)を行っています。
 非常に新しい方法で、日本乳癌学会でもその初期成績を発表し、高い評価を得ています。
 これまで、わたしたちの関連施設で70例の下腹部真皮脂肪片移植による同時再建の経験があり、良好な成績を得ています。この手術の利点は、シリコン等の人工物による再建術と比べ自己組織ですので感染などの合併症が極めて少ないこと、筋肉を使用しない再建方法ですので手術後の運動機能の障害がないこと、(自分の体の組織(下腹部脂肪)を用いますので)再建費用も安くできることなどです。また、下腹部の脂肪を使用しますので、傷跡は残りますがその部分の腹部はスマートになります。
 まだ、新しい方法ですので長期の成績はありませんが、この手術を受けられた多くの患者様に喜んでいただいています。
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増え続ける乳癌!

乳癌の罹患率(乳癌にかかる割合)では,1995年以降,胃癌を抜いてトップとなっています.現在も増え続けています.
 日本人女性のうち30人から40人に一人の割合で乳癌に罹患するといわれています.
 日本女性は乳癌に最もかかりにくい人種に属していると考えられていました.しかし,環境因子の変化、とくに、食生活の欧米化(動物性脂肪の取りすぎ)にともなって,乳癌は,我が国でも増加の傾向にあります 。 アメリ力では,女性の10〜15人に1人が乳癌にかかるといわれています。我か国でも早晩この様になる事が予想され、乳癌死が日本女性の癌死の第1位になることは間違いありません .
 しかし,乳癌を早期に発見し,すぐに治療すればほとんどの患者さんを完全に治すことが出来ます 。乳癌でなくなられた患者さんを詳細に検討してみますと,ほとんどの患者さんは、ご自身で乳房のしこりに気付かれた時は,しこりの大きさがまだ小さい時(1cm位の大きさ)です。決して自己発見した時に,すでに手遅れになってしまっていたのではありません.目己発見から受診までの遅れが,乳癌死をまねいているのです .すなわち乳癌死の真の原因は乳癌に罹患した事ではなく,自己発見から治療までの遅延が最大の原因です.
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小さい乳癌は治る!

 乳癌は早期に発見し,適切な治療をうけるとごく小さいものなら95%以上,小さいものなら90%以上の確率で治ります.従って,早期に発見すれば決して怖い癌ではありません.
  近年,しこりは触れない段階(微細石灰化のみ)で発見される癌(超早期癌)も画像診断の進歩により発見されるようになってきました.超早期癌を発見し,確定診断するためには,感度の高い最新式のマンモグラフィーとステレオ方式の生検装置が必要となりますが,いずれも当クリニックに設置しています.
  また,石灰化はないが,手では触れないような小さな腫瘤の段階の早期癌の発見には超音波検査が重要です.
 乳癌を治すには,なんといっても早期に発見することが重要であり,そのためには,マンモグラフィーや超音波検査が不可欠です.
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乳癌にかかりやすい人

  1. 遺伝−血縁者に乳癌又は他の癌に罹患した入がいる場合
  2. 妊娠−未経産か高年初産の人,出産回数の少ない入,人工中絶回数の多い人
  3. ホルモン環境−初潮の早かった人,閉経がのびた人,乳腺症をくりかえす人,授乳期間の短かった人,ピル等のホルモン剤を服用した事のある人
  4. 栄養−動物性脂肪,蛋白質,砂糖等のとりすぎの人,総力ロリーのとりすぎ及び肥満の人
  5. 以上の他,すでに片方が乳癌の手術を受けている人,放射線を多くあびた事のある人,アルコール摂取過多,都会生活者,精神的ストレス等も乳癌の危険因子となると考えられています.
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乳癌の予防

古くから食これ薬なりといわれているごとく,食生活に注意をはらう事が乳癌に罹患しないためには重要です.
  1. 食生活:動物性脂肪,蛋白質,及び砂糖のとりすぎに注意する.
    総力ロリーの取りすぎにも注意し,肥満をさけ標準体重の維持に努める.
    野菜,ぎのこ,果物,海藻を多く食べる.(葉酸,ビタミンA,C,Eの摂取)
  2. 子供を母乳で育てる.乳腺症をくり返す人は治療をうける.
  3. タバコはやめ,アルコールはひかえめにする.また個体抵抗性増強のために,過労はさけ,ストレス解消のためにも適当な運動をする.
    貧血を治療し,ツベルクリン反応,血液検査などで抵抗性が低下している人は適当な治療を受けることも必要です.
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